「キャンペーンの応募者情報を、どこまで預かるべきか」。個人情報の漏えいが相次ぐなか、そう考えるキャンペーン担当者は増えています。
これまで抽選キャンペーンは、応募フォームで氏名やメールアドレスを集める「リスト取り」の手段として使われてきました。しかし、集めた情報は、預かった瞬間から守り続ける責任が生まれます。
この記事では、個人情報の漏えいが身近なリスクになっている状況を整理したうえで、個人情報を預からない抽選、つまりインスタントウィン形式のキャンペーンという選択肢をご紹介します。
個人データの漏えいは、高い水準で続いている
個人情報保護委員会への報告をもとにした集計では、民間事業者における個人データの漏えい等の件数は、次のように推移しています。
- 令和5年度 ― 12,120件でした。
- 令和6年度 ― 19,056件で、過去最多となりました。
- 令和7年度 ― 17,139件で、前年度から約1割減りましたが、令和5年度と比べると高い水準です。
この件数は、キャンペーンに限らず、民間事業者全体の漏えい等の報告件数です。それでも、「自社は大丈夫」と言い切れない状況であることが分かります。
応募者情報を預けるほど、負担とリスクが増える
キャンペーンで個人情報を集めると、運営の負担も増えます。
- 管理の負担 ― 預かった情報の保管場所、アクセスできる人、削除の時期を決めて、守り続ける必要があります。
- 委託先の管理 ― キャンペーンの運営を外部に任せる場合は、委託先の管理体制も確認する必要があります。
- 漏えいが起きた場合の対応 ― 一定の漏えい等が発生した場合は、個人情報保護委員会への報告と、本人への通知が法律で義務づけられています。
- 信頼への影響 ― 漏えいが起きると、キャンペーンだけでなく、ブランド全体の信頼に影響します。
そもそも預かっていない情報は、漏れることがありません。キャンペーンの目的によっては、「集める」より「預からない」ほうが合理的な場合があります。
個人情報を預からない抽選とは
個人情報を預からない抽選は、応募者に氏名や連絡先を入力してもらわず、その場で結果を表示する形で実現できます。
■ 通常の抽選の場合
応募フォームに氏名、住所、メールアドレスなどを入力して応募し、後日、抽選結果が連絡されます。運営側は、すべての応募者の情報を預かることになります。
■ 個人情報を預からない抽選の場合
QRコードやURLからアクセスして、抽選ボタンを押すだけです。結果はその場で表示され、入力は求められません。運営側は、応募者の氏名や連絡先を預かりません。
この形は、くじクラウドの応募者情報入力なし機能と参加賞機能を組み合わせて実現します。ハズレをなくして、参加した全員に何かが当たる設計にすることで、当選者の情報を把握する必要そのものがなくなります。詳しくは、入力なし、ハズレなし。誰でも気軽に参加できる抽選のつくりかたをご覧ください。
その場で景品を渡す場面では、受取確認ボタン機能を使うと、住所を聞かずに受け渡しを完了できます。
詳しい金額については、下記よりお問い合わせください。
\業界最安水準のキャンペーン支援ツール/
抽選に必要な機能がオールインワン!
業界最安水準で利用できる抽選キャンペーン支援ツール
リスト取りから、体験を楽しんでもらう抽選へ
個人情報を預からない抽選には、安全面以外のメリットもあります。
- 参加のハードルが下がる ― 入力がないので、立ち止まった数十秒で参加でき、途中でやめる人が減ります。
- 回転率が上がる ― 参加から結果表示までが短く、何度も気軽に楽しんでもらえます。
- 「得をした」で終われる ― 参加賞があれば、全員が何かを持ち帰れます。入力した情報がどう使われるのか、という不安も残りません。
抽選に求められる役割は、情報を集めることから、参加した人に楽しんでもらうことへと広がっています。参加者の楽しさは、結果として、店舗やブランドへの好印象につながります。応募の入口の見直し方は、キャンペーンの応募率を上げるには?見直す3つのポイントもあわせてご覧ください。
個人情報が必要な場合は、最小限に絞る
発送が必要な景品など、当選者の情報がどうしても必要なキャンペーンもあります。その場合も、預かる情報を減らす工夫ができます。
- 当選した人だけに入力してもらう ― その場で結果が分かるインスタントウィン形式にすれば、情報を入力するのは当選者だけです。仕組みはインスタントウィンとは?仕組み・種類・メリットで解説しています。
- 入力項目を必要最小限にする ― くじクラウドの追加オプションを使うと、当選者に入力してもらう項目を、キャンペーンごとに自由に変更できます。
向いているキャンペーン、向いていないキャンペーン
個人情報を預からない抽選は、すべてのキャンペーンに合うわけではありません。
- 向いている ― 来店のきっかけづくり、イベントでの余興、感謝を伝える施策、認知の拡大など、体験そのものを楽しんでもらいたい場合です。
- 向いていない ― 応募者のメールアドレスを集めて、その後の配信に活用したい場合など、情報の取得そのものが目的の場合です。
キャンペーンの目的が「情報を集めること」なのか、「楽しんでもらうこと」なのかを、最初に決めておくと、方式を選びやすくなります。
導入にあたって
応募者情報入力なし機能、参加賞、受取確認ボタン、当選者の入力項目の変更は、いずれもくじクラウドの追加オプションです。料金は買い切り型となります。キャンペーンの目的に合わせて、個人情報を預からない形が合うかどうか、お気軽にご相談ください。
まとめ
個人データの漏えいが高い水準で続くなか、キャンペーンでどこまで情報を預かるのかは、見直す価値のあるテーマです。応募者情報の入力をなくし、参加賞とその場の受け渡しで完結する抽選なら、預かる情報そのものを減らせます。情報を集める抽選から、参加した人に楽しんでもらう抽選へ。次のキャンペーンを考えるときの選択肢に、加えてみてください。
